介護タクシーならではのやりがいとは

普通のタクシーとは違うやりがいがある

普通のタクシーとは違うやりがいがある

単なる移動のためのサービスではない

高齢者や障がい者は公共交通機関での移動が困難であったり、つき添ってくれる家族などに申し訳ない気持ちを抱えていたりすることが多いようです。介護タクシーは、ドライバーが移動だけでなく乗降の介助や通院時のサポートなども行ってくれますので、1人で利用し行動範囲を広げることができます。そんな身体だけでなく心も軽くする手伝いができる仕事であることが、介護タクシードライバーのやりがいと言えるでしょう。
一般的なタクシーよりもさらに体力や気遣いが必要な仕事ではありますが、利用者との信頼関係を築きふれあいの時間がもてるというのも魅力の1つです。人の役に立ちたいという気持ちがあり、運転が好きな人の天職と言えるかもしれません。普通自動車第二種免許に加えて介護職員初任者研修以上の介護の資格が必要ですが、資格取得を支援してくれる職場もあるので探してみましょう。

現役介護タクシードライバーAさんの話

実際に介護タクシードライバーとして働いているAさんの話を見てみましょう。Aさんは個人で事業を立ち上げ、知的障がいのある10代の女の子を特別支援学校へ送迎しているそうです。女の子の親は自動車の運転免許を持っていないため介護タクシーを利用することになりましたが、はじめのうちは噛みつかれたり食べ物を投げられたりと、苦労も多かったとのことです。しかし次第に女の子も介護タクシーを利用して学校に行くことに慣れ、スムーズに送迎できるようになりました。送迎を始めた頃は、学校でも暴れて自主登校のお願いをされていた女の子ですが、毎日学校に通うことができるようになり女の子の親からも感謝されたそうです。
Aさんは、一般的なタクシーよりも介護タクシーのほうが利用者との関係性を作りながら仕事ができるという点にやりがいを感じています。介護タクシーはケアマネージャーが作成したケアプランを元にサポートの内容を決め、事前に契約をした上で利用することになるので、実際に乗車してもらう前に利用者の状況をある程度把握しておくことができます。また、何度も同じ利用者とドライバーが顔を合わせるため、一般的なタクシーではなかなか実現できないコミュニケーションも可能です。Aさんのように個人で介護タクシー事業を続けていくためには仕事を紹介してもらうためのコネクションを作る必要がありますが、その分ある程度自分のペースで仕事ができるとも言えます。

移動に制限がある人の快適な外出のために

需要が高まる福祉系のタクシー

ますます高齢化が進んでいる日本では、老化によるものや障がいがあるという理由で、公共交通機関での移動が困難な人が増えています。そのような人たちを支えるため「福祉系のタクシー」が増加しており、国もこの動きに力を入れています。

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移動が困難な人を支援

高齢者や障がい者の外出をサポートする介護タクシー・福祉タクシーについて紹介しています。既に介護の資格を持っているならその知識を十分に活かせる仕事であり、未経験からでも挑戦できる環境が整っていますので、興味のある人はまずご一読ください。お問い合わせはこちらへ【kaigo.tame.taxi@gmail.com】

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